【読書メモ】大人の女はどう働くか?

こんばんはฅ^•ﻌ•^ฅ

最近も読書はかなりしているのですが、アウトプットを出来ていなかった!
ひさびさに読書メモを書きます🤗

読んだ本

概要

女性は幼い頃から「礼儀正しく、口調は優しく、従順で、他人の気持ちを優先するようでありなさい」と求められ、それに反する言動を取った場合には非難される。

一方でビジネスの場においてそれらの「女の子」的な振る舞いは歓迎されない。

社会が男性優位なことも事実であるが、それを言い訳に諦めては何も変わらない。
男女問わず、女性的な要素が必要になるシーンもあり、大切なのはバランス。
仕事上で大切なのは男性のようになることではなく有能な大人の女性にふさわしい振る舞いをすること。

この本では女性がおかしがちな101の言動をチェックしていく。

まとめ

私が自分に取り入れたいと思った点を3つにまとめます。

自分で決める

質問形式で発言しない。
自分で決めることを避けて「〜だと思いませんか?」と言うと自分の意見に自信がないように見える。

完璧を目指すと答えを出せなくなる。
リスクを承知で答えを出すこと。

また、何かをするときに他人に許可を求めず、やろうとすることを伝える。
許可を求めるのは子供のやること。
自分の職権範囲内のことまでいちいち確認しない。

必要以上に卑下しない、否定的な面を強調しない

自分について、女性は男性よりも悪いことも含めてあらゆる事実を告げる傾向がある。
仕事に対しても必要以上に自分の反省点を強調しがち。
たとえ失敗の責任があなたにあるとしても必要以上に強要しないこと。

タイガーウッズは試合の調子が悪いことを記者に指摘された際に「わたしの出来が悪かったわけじゃない。今日の風やコンディションが、わたしに不利だっただけだ」と答えた。

男性は責任を簡単に認めたり謝ったりせず、自分の非を最小限にしようとする。
この点を見習って、簡単だからといってすぐに謝らないこと。

自分の努力を軽く扱う言葉を使わない。
賞賛の言葉に対して「そんなことない」「幸運だっただけ」というのは自分の努力を過小評価し、周りもだんだんそんな気がして来てしまう。もったいない。

認められることを待たない、正当な主張をする

要求することで他人から「でしゃばっている」と思われるのを避けるために黙っていないか?
欲しいものがあれば自分をブランディングして売り込んでいくこと。

自分から要求せずに、希望が叶わないと言う女性は多いが、あなたが認められないのは能力がないせいではなくて、見過ごされているだけかもしれない。

嫌われるのを恐れて要求ができない。誰からも好かれたがるのは「女の子」であり大人の女性ではない。
好かれることと敬意を払われる事は違う。
好かれたいと思うあまり、尊敬される人なら負うはずのリスクを負えなくなる。

でしゃばらず、褒められなくても貢献できれば幸せと考えているだけだと、大きな仕事から遠ざかる。

感想

よくある「愛される女性の仕事の仕方」みたいな本ではなく、非常に耳に痛い、だからこそ有効なアドバイスがまとまっており参考になった。

私は男女の違いについてあまり意識しないタイプだけど、やっぱり生物学的にも男女で異なる部分があることは事実で、特に「必要以上に謙遜する」「完璧を目指しすぎる」「嫌われることを恐れて遠慮しすぎる」と言った点は、周りの女性を見ていても非常に特徴として感じる点である。(私自身にはあんまり当てはまらないけど)

そういった点に対するアドバイスはとても具体的だし、こういうシーンにおいて男性ならこうすると言った事例に「おお、そんなこと言っちゃうのね」と思ったりして、自分の中の無意識な遠慮に気づくきっかけになった。

最後の方に「性差別を持ち出していないか?」というチェックがあり、性差別について公に波風を立てることで、その主張が正当かどうかに関わらず不利な方向に働くことがある点が書かれている。

著者は一貫して、世の中に男女差別があることは事実であるが、その点を拠り所に現状維持するのは言い訳であると言っており、その点に共感した。
女性自身、自分達が過小評価されるような振る舞いを取っていることに気づき、改善していくことが女性の未来を切り拓いていくことにつながると思った。

「女の子」を脱して、でも男性の真似をするのではなく、大人の女性になれ。
このメッセージを今後の指針にしていきたい。